2017-01-01から1年間の記事一覧

やられたらやり返す

親も、人間だ。 僕は両親が離婚した十歳の時にこれに気づき、以降、親の誰かが目の背けたくなるような滅茶苦茶を起こすたび、この言葉を自らに言い聞かせてきた。 例えば、母親が不倫していることを知った時とか、義理の父親がダイヤルQ2で高額になった電…

ただの日記 つまんないよ

死にたくて死にたくて眠れない日がここのところ続いている。直接的な原因は抗うつ剤の減薬に間違い無くて、あとは、やらなくてはならないことを長期間放置し続けていたツケがいっぺんに来ていて、そんなんが死にたさを後押ししている。でもそれらは、だいた…

テレビ

小学校高学年頃から、クラスメイトがやたらとテレビの話をするようになった。ASAYANがどうとか、めちゃイケがどうとか、主にバラエティ番組の話だったと思う。自然の摂理だがテレビの話ができないとなると特に女子は、だんだん孤立していく。 今でもテレビが…

そんなのアリー【第一夜】

アリかナシかでいうと完全にナシ 薄暗いような、明るいような。オレンジのような、紫のような。朝のような、夜のような。きっぱり断言できない、不思議で気持ち悪い空だ。それともか、ベッドに横になって窓越しに見ているわけだし、この景色はもしかしたら夢…

とりとめのない憎悪

僕の過去をかんたんに馬鹿にして、今の僕までをも差別する奴が憎い。殴り殺したいくらい憎くてたまらない。僕は生まれつき発達障害だ。ジェンダーの問題もあるし、家庭環境は劣悪そのものだった。後天的な病もある。しかし生きてきた。ふつうは体験しないこ…

ブログ、承認欲求のオバケにのっとられました。

このブログは自己愛と自己否定の二種類しか原料がない。どこを取っても自己だらけなゴミの掃き溜めだ。公開ページを見るたび吐きそうになるくらい気持ち悪くて、なのに、自分でお気に入り登録してしまう。誰かに向けて有益な情報ばかり書いてるブログはたと…

日記

昔、恋人だった人と電話でケンカした時に「アリーは感情が2つか3つくらいしかない」と言われたことがあった。言葉の意図は決して哀れみとかではなくて、アスぺの僕にもわかるくらいに「短絡的で頭が悪い」というようなニュアンスだった。 僕はこの時、かな…

夏の終りの祈り

窓を開けたまま横になって しずかに部屋の灯を 消す 暗く視界のない部屋に入り込んでくる そよ風のにおいは もう ほとんど秋だ 風を思い切り吸い込んで 真っ黒の肺を 秋で膨らませてみる そろりとやってきたのは 思春期だ 哀しみと憎しみ 孤独と苦悩 それし…

傘と包帯

早乙女まぶた氏主催の詩集に、いいな名義で寄稿しました。 note.mu 仕事を辞めてから、公私ともに、また文章に向き合うことが多くなった。そしてやはり、自分にはこれだなあ、とも思う。デザインやイラストも好きだけど、仕事としての商業的なものしかできな…

発狂歴 #1

僕は意外と発狂したことがあまりない。どちらかというと慢性的に少量ずつ発狂しているような感じなので、発作的な、突如の発狂経験は数えるほどである。 その中でも、やはりはじめての発狂が特に印象に残っている(記憶はあまり残っていないのに)ので、ここに…

企業人は外国人

三年間、自分を殺し続けながら頑張った。本当、とてもエラい。働いてみてわかったことは、企業人とは外国人であるということだ。 自分も最大限合わせる努力をしたし、本意でない発言もたくさんした。自分の気持ちや意見を述べるときなんかは百パーセント嘘だ…

高校卒業程度

人として正しくあることは、自信になります。自信を持ち始めると、自己否定をする理由が薄れて、何もできないということはなくなります。さらに健常程度の自己肯定感が芽生えると、例えば思っていることを言葉にできたり、他人の意見に反論できたり、こうあ…

ポルシェと家族だけが存在する世界

ハロワから帰りのバス停まで歩く 寒くも暑くもない ぬるい外気にまみれて 金のことを考えながら 歩く 通りがかりのガソリンスタンドから ビッカビカの 真っ赤なポルシェが出てくる その窓からは ギラギラしたバブルババアが イカした顔をのぞかせる それを見…

平成二十年から先日までのこと

じゅげむ→はてブロに引っ越し。なので、ここ十年ほどの出来事をなるべく簡潔にまとめた。クソみたいな経歴を綴ると、クソそのものになった。我慢しながら読んでください。 ♦︎ 二十歳の夏、自分にはこれしかないと思っていた劇団や映画を、突然に投げ捨てて札…